
カレー小説と聞いて迷わずポチした本です。
主人公の成美は幼いころに両親が離婚、父に引き取られたがネグレクトに遭い祖母に預けられたが祖母も失踪。
施設に預けられることになった成美の運命を変えたのは、小学校の先生が作ってくれたスパイスカレー。
成長してからも成美はその味が忘れられず、調理の道を進む。
あるときふと見つけた古びた喫茶店風のカレー専門店「麝香猫」のカレーに感動し、週2回も通ううちに弟子入り。
しかし、ある事情でお店が閉店の危機に晒され、ある決断をすることに・・・。
「第2回おいしい小説大賞」で大賞受賞作ということで、もう読んでるうちからカレーが食べたくて食べたくて。
成美のカレー愛もすごくてスパイスの研究をして毎日カレー。調理学校でもカレー臭いといわれる始末。
紆余曲折あってカレー作りをやめてしまうところまで追いつめられるけど、そこから立ち直っていく姿に涙しました。
主人公は不幸な生い立ちだけど、前向きな考えの持ち主だし、ユーモアもあって好感が持てました。
カレー好きな人も、そうでない人もぜひ読んでほしい1冊です。
なんか映像が目に浮かんでくる小説だなぁと思ったら、作者の方は映画助監督もやっていたそうです。
もしかしたらドラマ化するかも?